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川西町星名家


 中魚沼郡川西町上野の星名家は現当主で15代を数える。江戸時代には酒、油、米、塩、縮布、質屋など幅広い商業活動を行う妻有地域で有数の商家であった。同家は商業経営と地主経営の経済力を背景に有力者となり幕末には大肝煎格となった。
 国指定重要文化財の星名家住宅の主屋は江戸時代後期の天保13年(1842)に棟上された。同家は天保6年(1835)に上野村の大火により主屋を焼失したため、10代星名藤左衛門により再建されたものである。棟梁は近郷にとどまらず越後国においても声の高かった魚沼郡三仏生村(現小千谷市三仏生)の細貝新五左衛門。
 平成3年指定に国指定重要文化財となる。